施設案内


 早稲田大学では、研究用共通設備や実験教育用設備を開放し、様々な技術提供を行っています。
 ここで紹介している設備、施設は、研究目的で設置されたものだけでなく教育用として設置されたものも多くあります。このため、中にはその利用時間に制限があるものがあります。また、利用に際しては、その維持・管理のため、利用料として経費の一部を負担していただいています。
 利用上の留意事項・ご相談は、リサーチサポートデスク総合窓口や、各部署にお問合せください。

機器室,実験室,研究施設,工房等


工作実験室

(59号館1階<西側>)

金属やその他材料の切削・塑性加工、ワイヤ放電加工機などによる特殊加工、3Dプリンタによる三次元造形、表面粗さ測定などの精密測定が可能です。スタッフに加工を依頼することができるほか、自身で工作機械を使用して加工することも可能です。
主な設備:汎用旋盤・フライス盤、マシニングセンタ、ワイヤ放電加工機、各種3Dプリンタ

材料実験室

(59号館1階<東側>)

金属や木材、コンクリートなどの破壊試験や構造物の振動試験などができます。また、破壊メカニズムの調査のため、電子顕微鏡での観察・分析も行うことができます。
主な設備:大型二軸構造物評価装置,3次元振動台

物性計測センターラボ

(55号館S棟地下1階)

分子・原子レベルで物質の構造を解析するための共用研究施設です。核磁気共鳴装置による分子構造解析、X線回折装置を利用した結晶構造解析、電子顕微鏡による形態構造解析、光電子分光装置による表面分析、質量分析装置による分子量測定、帯磁率測定装置による極低温での磁化測定など、約40台の機器が設置されており、装置の原理や操作方法などを理解するための教育プログラムが用意されています。

56号館共通機器室

(56号館5階)

化学的な手法で物質の成分や組成、構造を調べる技術を学ぶ化学分析実験室で使用されている機器を中心に、有機化学実験室、物理化学実験室で使用している機器も設置されています。主だった用途は教育実験用のため常に研究利用はできませんが、随時研究利用のご相談もお受けしています。
主な設備:NMR:円二色分散分光計(CD)、可視紫外分光光度計(UV-Vis)

物理化学実験室

(56号館4階)

化学反応の解析や物質の構造・特性の解析に物理学的な理論を利用した方法でアプローチすることを学ぶ実験室です。各種機器は主に授業のために使用されていますが、授業へ支障のない範囲で研究利用が可能です。
主な設備:X線回折装置(XRD)、蛍光分光光度計

有機化学実験室

(56号館5階)

有機化学は単層を骨格とした、私たちにとって最も身近なところで関わっている化学分野の一つです。保有する機器は主に有機化学の合成、分離、精製の原理や技術を学ぶ授業で使用されていますが、一部を研究利用に開放しています。
主な設備:NMR

工学基礎実験室

(63号館地下1階<東側>)

工学の基盤となる基礎法則の実験を通じて、実験技術・実験手法の基礎を学ぶ実験室です。一部の顕微鏡は研究活動でも使用されています。
主な設備:走査型電子顕微鏡(SEM)、光学顕微鏡

材料技術研究所

(42号館)

構造材料・プロセス、機能性材料、材料物性、材料の設計・評価など、物質・材料に関する研究が行なわれており、それら研究に必要な工作機械、材料試験機器、X線分析装置、顕微鏡関連装置など、共同利用可能な装置が数多く設置されている。
主な設備:電子顕微鏡(SEM、TEM),X線回折装置、高周波誘導加熱炉

121号館共通機器室

(121号館地下1階)

研究開発センター121号館地階に所在する共同利用研究施設です。化合物の分子構造解析に用いる核磁気共鳴装置(NMR)等が設置されています。

マイクロテクノロジーラボ

(55号館N棟地下1階)

半導体加工装置などが設置されている共同利用研究施設です。クリーンルーム環境となります。
主な設備:プラズマエッチャー、触診式膜厚計

ナノテクノロジー研究センターは、クラス100を含む複数のクリーンルームおよび化学・生物系実験室等で構成されており、最先端のナノ加工装置・計測装置、評価装置等を利用することができます。これらの設備は、文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」の1拠点として広く学内外の研究者・技術者に解放されています。

環境保全センター

(55号館N棟地下1階)

水試料中に含まれる重金属や揮発性有機化合物などの定性・定量に関する分析相談、分析指導を行っています。各種クロマトグラフや分光分析装置、質量分析装置が設置されています。
主な設備:GC-MS、LC-MS、IC、ICP-OES、ICP-MS

TWIns共通機器室

(50号館地下1階)

主に生命科学系分野に関連する機器が設置された共同利用研究施設です。核酸・遺伝子関連装置、細胞分析・分離装置、質量分析装置、光学顕微鏡、組織切片作成用装置などが設置されています。
主な設備:共焦点レーザー顕微鏡、質量分析計、セルソーター

電気工学実験室

(63号館地下1階<西側>)

電子回路製作、光学実験、半導体物性実験など電気・電子・情報技術分野の実験教育を学科横断的に展開しています。スケールメリットを生かして数多くの機器が導入されており、これらは研究活動にも使用されています。
主な設備:オシロスコープ、ファンクションジェネレーター、直流定電圧定電流電源など

映像情報ラボ

(61号館3階)

マルチメディアスタジオは、遮音性能に優れたスタジオで音声収録、音響測定、音響実験に適しています。

簡易収録ブースは、簡易的な防音性能を有し、ご自身でオンデマンド授業の収録やアフレコ・ナレーション録りが行えます。

ダビングサービスは、講義収録や映像資料などの動画ビデオをDVDビデオやBlu-rayビデオへのダビング、動画ファイル(MPEG-4形式)への変換を行います。

機材貸出は、動画撮影や音響収録の様々なプロ用機材を利用できます。

教育理学科 地球科学専修機器室

(6号館)

主に地球科学系分野に関連する機器が設置された共同利用研究施設です。EPMA、IRMS等が設置されています。